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日常と婚活と、ちょっとした幸せと。

アラサーシングルマザー、婚活して相談所とパーティーで2人彼氏ができるも決めかね、そもそも私って何?本当に結婚したいの?といい歳して自分探し的な人間活動を始め、その中で出会っためちゃくちゃ素直な大学院生を好きになり2人と別れました。その後、院生の彼から告白され年の差恋愛中。

グラスの中の氷

 

 

 

SEさんとSEさんの友達と私の3人でバーでまったりしていた時のことです。飲んでいた山崎12年の水割りが半分程になったグラスをポーッと眺めていたら、ある屈辱的な出来事を思い出しました。

 

 

みなさんは、グラスの中の氷が溶けると水位はどうなるか知っていますか?

 

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①上がる

②変わらない

③下がる

 

 

伊坂幸太郎さんの『死神の浮力』という小説から仕入れた知識なのですが、この問題の答えは益若の大好きな伊坂さんがわかりやすく説明してくれています。

 

 

以下、『死神の浮力』より引用――

 

水が入ったグラスの中に氷を浮かべてみる。

そこには浮力が働いている。

物には水の中で浮かぶ力、水の押す力が上に作用する。

その浮力の強さは、重さではなく体積によって決まり、量の大きい物ほど強い。

氷が溶けたら水の量が増えてグラスから溢れる気がするがそうはならない。

浮力が消えて水位は変わらない。

氷は姿を消すけれど全体の量は変らない。

 

 

 

そーなの!?!?!?

 

 

益若は三十ウン年間ずっと、

①上がる

と思っていました。

なので、これを読んだ衝撃といったらなかったです。

私の今までの人生なんだったんだと。

だって、上がると勘違いしていたせいで私は一度も!いっちども!!!

 

 

映画館デートを楽しめたことがない。

 

 

は?

 

とお思いになられたことでしょう。

 

益若は映画がめちゃ好きなんですが、基本はDVDをレンタルして家で鑑賞してます。でも、絵が綺麗とか、気になるから早く観たいとか、アクションシーンが派手だとか、スケールの大きい映画は是非映画館で観たいと思う人です。

 

で、映画館といえばデートじゃないですか。当然、彼氏や好きな人と行きますよね。観終わったあとに感想言い合うのも楽しみのひとつですし。

 

 

そんでね?

 

なんで楽しめないかってね?

 

映画館行くとお相手が、飲み物買ってくるわ、って席立って、ドリンク持って戻ってくるんですけど、なぜかどの方も、ふたつ持ってるんですよ。

で、こう言いますよね?

 

「なんか飲みたいかと思って買ってきたよ(^ ^)」

 

 

有難いです。大変、有難いんですけど、映画館のドリンクって割となみなみ注がれてる上に、氷の量、すっごいですよね??3分の2くらい氷じゃねぇか?って位、ガッシャガシャいいますよね?

 

もうお気付きになられたかと思いますが、

 

氷が溶けるとその分水位があがる、と勘違いしていた益若は、

 

 

 

早く飲まなきゃ溢れちゃう!!!!!

 

 

 

と思い、映画本編がスタートする前から3分の2を一気飲みするわけです。

 

 

するとどうなるか。

 

 

ストーリーの終盤あたりで必ず、トイレに行きたくなります。

 

中盤あたりからもよおして、終盤では膀胱破裂寸前。もう、内容にまったく集中できませんよね。

トイストーリー3のラスト、観れませんでしたからね。トイレから大急ぎで戻ったのに、エンドロールでしたから。

 

 

そんなわけで、デートで映画館を楽しめたことがないんです。

 

 

だがしかし!!!!!

 

伊坂さんが水位は変わらないと教えてくださった!!!

お陰で、君の名はを最後まで楽しめた!!

 

 

嬉しくなった益若は、去年の9月、駐在先から一次帰国していた仲のいい同僚に、氷が溶けても水位は変わらないという素晴らしい事実と君の名はを最後まで観れた喜びを意気揚々と話しました。

 

するとその同僚は言いました。

 

 

「お前、すっげぇバカだね?」

 

 

は???

 

みたいな。

同僚は続けました。

 

「それ、小学校の理科で習うやつだから」

 

 

「・・・。」

 

 

いや、絶対知らない人多いって。

現に私が知らなかったし。

気を取り直した益若は、その後10人に聞いてみました。

 

結果、7人が当たり前風に、水位は変わらない、と答えてました。

 

 

 

 

 

 

『お前、すっげぇバカだね?』

 

山崎12年の水割りを傾けながら、同僚の言葉に落ち込みました。

山崎に溶け込んで姿を消した氷のようになりたかったのかもしれません。

あるいは、毒を食わらば皿までといった心境でしょうか。どうせなら恥をかききろうとでも思ったのか、益若の口はまるで何かに操られるように自然に動いていました。

SEさんとSEさんの友達にも、冒頭で挙げた問題を出してみたんです。クイズ風に。

 

まずSEさんの友達が答えました。

 

「んー。

 

 

・・・

 

 

・・・あがる!」(一ツ橋卒)

 

 

水位ではなく益若のテンションがブチあがったのは言うまでもありません。

しかしここは抑えて。

まだ答えていないSEさんに、あがるという答えが間違っている事を気どられてはならない…!!

 

少し間をおいて、SEさんが答えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あがるんじゃない?」(慶応卒)

 

 

 

爆。

 

 

 

二人とも、水位は変わらないという答えを聞いて、えーー!!と驚き、友達に至っては、嘘だぁ、と笑っていたのでなぜ変わらないのかを説明し、ついでに、こんなことをクイズにした経緯も話しました。

 

「…というわけで、11人中8人が知ってたんですよ。だからショックだったんですけど、お二人も上がると思ったことに救われました!!!ありがとう!!!!」

 

 

SEさんの友達は、

 

「なんか俺バカみたいじゃん!(笑)」

 

SEさんは、

 

「あははは、よかったね、安心だね」

 

と笑ってくれました。

 

 

 

お二人の事をより大好きになった夜でした。